奈良県あかはだ焼き調べてみた! 堂本剛くん愛用

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少し前のテレビ番組「おしゃれクリップ」に堂本剛くんが出演していました。

特番の1時間放送だったので剛君のことをたくさん知れた放送でした。

その話題の中で剛君が家の食器は奈良の「あかはだ焼」のものばかりだとおっしゃっていました。

私も器は好きですが赤膚焼のことはあまり知らなかったので調べてみたのでご紹介します。

奈良県あかはだ焼とは?特徴は?

赤膚焼は、奈良市と大和郡山市に窯場が点在する陶器で、奈良県の伝統工芸品です。

• 発祥: 1583年頃、大和郡山城主であった豊臣秀吉の弟・秀長が、愛知県常滑の陶工を招いて赤膚山で茶器を焼かせたのが始まりとされています。

• 風合い: 赤みのある乳白色の柔らかな素地と釉薬(ゆうやく)の風合いが特徴です。

• 文様: **奈良絵(ならえ)**と呼ばれる、社寺や鹿など奈良の風物をモチーフにした愛らしい絵付けが特色となっています。

• 用途: 茶器(特に茶人好みの陶器として有名)、花瓶、壺、皿、湯呑みなど、様々なものが作られています。

• 由来: 窯場がある五条山の別名「赤膚山」から名前が来ているという説や、赤色に焼ける土の色から来ているという説などがあります。

• 歴史的地位: 江戸時代初期を代表する大名茶人、小堀遠州が指導したとされる「遠州七窯」の一つに数えられています。

奈良県 赤膚焼 現在の窯元

現在、奈良県の伝統工芸として認定されている窯元は、奈良市と大和郡山市に合わせて6軒(古瀬堯三、大塩昭山、大塩玉泉、大塩正人、小川二楽、尾西楽斎など)があります。

赤膚焼は、その歴史と独特のやさしい風合い、そして奈良の文化を感じさせる奈良絵文様によって、地元だけでなく多くの人に愛されています。

最大の魅力はほっこり可愛い「奈良絵」

赤膚焼の最大のチャームポイントは、なんといってもこの焼き物に描かれた「奈良絵(ならえ)」。

鹿や五重塔、お寺や猿など、奈良の風景や風物をモチーフにした絵柄が、とっても素朴で優しいタッチで描かれています。

赤みがかった素地(土の色)に、雪のような柔らかな**乳白色の釉薬(ゆうやく)**がかかっているのも特徴で、このコントラストが素敵です。

赤膚焼は、もともと江戸時代に茶道具の名工・**奥田木白(おくだもくはく)**によって有名になったこともあり、格式高い茶道具も作られてきました。

でも最近は、私たちの生活に取り入れやすい普段使いの器がとっても人気なんです!

 

 

 人気No.1かも!奈良絵の「豆皿・小皿」

特にお土産や自分へのご褒美として大人気なのが、**奈良絵が描かれた「豆皿」や「小皿」**だそうです。

手のひらサイズの小さな器、奈良のほっこりとした空気が運ばれてくるようです。

醤油皿として使ったり、アクセサリー置きにしたり、使い道は無限大ですね。

 定番の美しさ!茶道具

赤膚焼のルーツでもある茶道具も根強い人気。

奈良絵が施された抹茶碗などは、日本の文化や美意識を感じさせてくれる、落ち着いた色合いと、奥ゆかしい絵柄です。

赤膚焼で奈良の温かさを日常に

奈良の赤膚焼は、飾っておくだけでなく、実際に使うことで日々の暮らしを豊かにしてくれる、そんな魅力を持った焼き物ですね。

奈良を訪れた際は、ぜひ窯元やギャラリーを覗いて、お気に入りの「奈良絵」を見つけてみたいです。

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